「今まで一人でよく頑張ってきましたね」に涙

 だんだん彼と会うのが楽しみになり、週に1回の打ち合わせがまるでデートの気分で、いつもワクワクしていました。彼からの「今まで一人でよく頑張ってきましたね」という私へのねぎらいの言葉を聞いて、涙が出そうにうれしかったです。それまで一人でがむしゃらに頑張ってきた自分ですが、本当は誰かに認めてもらいたかったのかなと気づきました。

 彼が好き、という気持ちは固まっていました。その時点で、彼に告白しよう、そして夫とは別れよう、と決意しました。

 会社設立が無事に終わり、もう会計士の彼と会う機会もなくなってしまいましたが、このまま彼に自分の気持ちを告白しなければ一生後悔することになる! と思いました。これまでの人生で、私から誰かに告白したことはなく、恋愛体質でもなかった。でも今回は、気持ちを伝えなければいられないほど、彼に運命を感じてしまったのです。

 彼を食事に誘いました。決死の覚悟で彼との食事に臨み、彼に自分の思いを伝えました。彼は既婚者の私からの告白に驚きつつも、私の気持ちを受け入れてくれました。

峠3:実際に離婚するまでの行動

夫にはすべて正直に告白。話し合いで離婚に至る

 すぐに元夫には正直に「離婚してください。好きな人ができました」と言いました。平穏な結婚生活を送っていたところに突然衝撃の告白を受け、とにかく彼にとっては青天の霹靂(へきれき)だったはず。「え? どういうこと?」という彼の反応は、当然だったと思います。

 一時は「そんな勝手な理由なら、子どもは僕が引き取る」と言っていた彼ですが、今までほぼ私がしてきた子育てを、あなたが一手に担うことは現実的に難しいのでは? と具体的に説明すると、元夫も理解したようです。親権は私が持つことになりました。その後、慰謝料を請求されましたが、それは当然のことだと思い自分から相当額の慰謝料を支払いました(マンションが良い価格で売れたのでそれを充当)。弁護士を立てることはなく、すべて話し合いで取り決めて離婚することができました。

「離婚を決めて、引っ越し先を見つけるまでの2カ月間は、元夫と同じマンションに住んでいたので気まずかったです」
「離婚を決めて、引っ越し先を見つけるまでの2カ月間は、元夫と同じマンションに住んでいたので気まずかったです」

 子どもには好きなときに会えるという取り決めをして、今でも月に1度は娘がお父さんのところへ泊まりに行きます。たまに元夫と娘と3人で食事をすることもあります。