夫婦の3組に1組が離婚するといわれる時代。結婚に理由があるのと同様、離婚にもまた理由があります。離婚までの4つの「峠」を経験者に打ち明けてもらいます。

ようこ(仮名、40歳、個人事業主)
29歳で結婚、34歳で離婚。現在は一人暮らし

彼からの一方的なアプローチに押されて結婚

 元夫は同僚の韓国人。日本で高校から大学院まで進んでいるので、日本語でコミュニケーションできる人でした。私が経営企画部門、彼が営業部門でした。

 彼の方から熱心にアプローチしてくるのですが、過剰になってストーカーっぽくなり、彼を避けるようになった時期もありました。あるとき、このままだといい関係になれないと思った彼が私を呼び出し、「付き合ってほしいという返事について、半年は待つ。ただし、その間も月に一度は会いたい。そして、ダメでもいい友達でいたい」と、言いたいことを言い放って去っていったことがありました。この出来事をきっかけに、「なんて勝手な人なのだろう、でもこれだけ思ってくれる人といるのは幸せかな」と思い、お付き合いが始まりました。

 彼の性格は至ってマイペース。決して自分を卑下することもなく、自分の考えを曲げることもなく、頑固なタイプですが、人当たりはよく、フラットに物事を見る力のある人でした。今思えば、ある意味男性としては成熟していたのだと思います。

 スペインの大学院への留学が決まっていた彼は、結婚後、3カ月ほどで先にスペインへ旅立ち、私はその3カ月後に渡航しました。