夫婦の3組に1組が離婚するといわれる時代。結婚に理由があるのと同様、離婚にもまた理由があります。離婚までの4つの「峠」を経験者に打ち明けてもらいます。

れいこ(仮名、48歳、会社員)
25歳で結婚、46歳で離婚。現在は2人の子どもと3人で暮らす

峠1:違和感を抱き始めたとき

子どもが生まれ、口をきかなくなった夫

 元夫との出会いは21歳のとき。出向先の会社の9歳先輩でした。もの知りで大人に見えたため、私のほうからアプローチをして交際へと発展しました。元夫は会社では人気があるけれど、自分から人との距離を少し置くような一匹オオカミ的な雰囲気がありました。2年間の交際を経て、自分からプロポーズして結婚へ。

 交際時から気難しいところがありましたが、彼を尊敬していたし、一生ついていける、守ってもらえると思っていました。

気に入らないと黙り込む夫の顔色をうかがう日々

 結婚後も、当初はお互い忙しく働いており、自分のペースで生活できていたので大きな問題はありませんでした。家事は一切してくれませんでしたが、その頃は男性が家事をする風潮ではなかったですし、働いていても妻が家事をするのは当たり前と、私も思っていました。

 うまくいかなくなったのは結婚から2年後、27歳で一人目の子どもが生まれてからです。慣れない子育て、実家からは遠く、私は仕事も辞めて専業主婦になっていたため、家事育児は一人でやるものだと思っていました。その頃から気持ちのすれ違いが始まり、元夫は自分の決めた予定どおりに事が運ばなかったり、自分が気に入らないことがあったりすると口をきかなくなりました。話しかけても無視するような状態が、1カ月、3カ月と続きます。子どもに対してもそのような態度だったため、家族全員が元夫の顔色をうかがうように生活をしていました。

気に入らないと何カ月でも口をきかない夫に、子どもたちも顔色をうかがうように(写真はイメージ)
気に入らないと何カ月でも口をきかない夫に、子どもたちも顔色をうかがうように(写真はイメージ)