夫婦の3組に1組が離婚するといわれる時代。結婚に理由があるのと同様、離婚にもまた理由があります。離婚までの4つの「峠」を経験者に打ち明けてもらいます。

眞希(仮名 46歳、自営業)
28歳で結婚、42歳で離婚。現在、3人の息子と4人暮らし。

夢に向かって背中を押してくれた人と結婚

 元夫との出会いは19歳のとき。歌が好きだけれど、まだ夢と呼ぶにはほど遠かった私は、既に親元を離れて仕事をしながら、ギターで食べていくという夢をかなえようと行動していた同い年の彼に引かれました。すぐ交際を始めたものの、自由奔放で感情の起伏の激しい彼は急に音信不通になることもあり、何度か別れたり復縁したりを繰り返していました。

 25歳で再会したとき、彼は地元で夢をかなえていて、私は歌を仕事にするという夢をかなえるために上京していました。彼は、私が夢に向かって行動するきっかけを与えてくれた人。面白くて甘えん坊で、魅力的な人でした。そこから交際を続け、私が地元に戻って結婚しました。

 一方、交際中から彼の私への束縛はきつく、電話に出られないとキレる、私が友人と遊ぶことは許さない、結婚後も彼が留守の間に友人を家に呼ぶことも許されませんでした。

 子どもが生まれると、夫は子どもに愛情をかけていましたが、長男が私でないと泣きやまないため、育児は私がメインとなりました。とても手がかかる子で、寝不足と疲労で、私が夜中に泣いてしまうこともありました。夫は手を貸してはくれないものの、時折優しい言葉をかけてくれることはありました。

19歳で出会った同い年の彼は、夢に向かって歩き始めていて、大人びて見えました(写真はイメージ)
19歳で出会った同い年の彼は、夢に向かって歩き始めていて、大人びて見えました(写真はイメージ)