夢中で働いてきた女性たちが、本格的に「定年後」に直面するのはこれから。「会社という束縛から解き放たれて自由に過ごせる時間は、女性の場合は約30年もあります。やりたいことにチャレンジするためには、この間の暮らしを支えるお金にめどをつけるところから」と話すのは、書籍『「サラリーマン女子」、定年後に備える。』の著者で確定拠出年金アナリストの大江加代さん。「定年後」への不安をなくし、自分らしくセカンドステージを輝かせるためにやっておくべきことを、大江さんに教わりました。

 60歳以降も働きたい。でもどんな働き方がいいのか、全く見当がつかない――そんなふうに感じている現役世代の女性も多いことでしょう。

 定年後は現役時代よりもペースをゆるめて、より「自分らしい」働き方をしたいですよね。前回の記事『定年後も働く方がいい3つの理由、その準備は40代から』でも紹介した通り、これまでに得たスキルで「自分にできること」、「世の中から必要とされること」、かつ「好きなこと」が幸せに働き続けられる仕事になります。

 とはいえ、自分の性格や、仕事に求めること、ストレス耐性などに合った働き方を選ばなければ、モヤモヤを抱えてしまい、うまくいかずに長続きしない……ということにもなりかねません。

 そこで、定年後の働き方の主なパターンを「再雇用」「転職・再就職」「起業」「フリーランス・業務委託」「NPO・コミュニティービジネス」の5つに分けて、自分に合うのはどれかを探ってみましょう。チェックが最も多くついた働き方が、あなたに合った働き方のタイプです。詳しくは次ページから。