―― 頼もしい参謀というか、敏腕プロデューサーのようです。さまざまなミュージシャンとのコラボもそうですが、石川さんはいつも新しいことに挑戦している印象があります。日本の民謡を今の時代の空気に合ったアレンジし、新たに発信したり。コンサートではこれまで歌ってきた楽曲を「生まれ変わり」と称してもう一度見直して、隠れた名曲の再発見を促す試みを見せてくれたり。

石川 基本、自分はなまけものだとわかっているからでしょう。何が怖いって、「この程度のものでいいや、楽だから」と思ってしまうこと。そう思い始めたら終了の合図だと思っています。

ブロードウェイミュージカルを見て「素敵だ」と思って以来、さゆりさんは舞台中央に斜めにせり上がったオリジナルステージを採用。スタッフの間では「八百屋の舞台」と呼ばれている。写真のような決めポーズはかなり体に負担がかかっているはず。「でも、これがいちばんきれいにみえるから止められないの」とは本人の弁