小倉ヒラクさんは、発酵食品を文化人類学の観点から見直してその魅力を伝える「発酵デザイナー」。2018年から2019年にかけて、47都道府県を一人で訪ねました。全国各地に根付いた発酵文化の歴史的・地理的な背景を探るために、各都道府県から一つずつローカル発酵食品を探し出し、生産現場に足を運んで話を聞いて回った「発酵の旅」。その中から厳選して全6回の記事でお届けします。