置かれた場所で咲けなかったら世界へ出て行けばいい

出口 少し前に『置かれた場所で咲きなさい』という本がベストセラーになりましたが、今はもうそんな時代じゃないですね。せっかく置かれたわけですから、咲けるように努力することはもちろんですが、咲けなかったら広い世界に出て行けばいい。

―― 出口さんが学長を務めるAPUも、教師・生徒の半分が外国人だそうですね。

出口 はい、そうです。とても多様性に富んだ、面白い教育環境です。現実の世界は「混ざっている」ので、日本人だけで構成されているのはおかしいと思います。

 それでも多様性に反対するおじさんには、ベストセラーになったブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』くらいは読んでください、と言いたい。ダイバーシティがいかに楽しいか分かるはずです

出口治明
立命館アジア太平洋大学(APU)学長
出口治明 ライフネット生命保険創業者。学校法人立命館副総長・理事。京都大学法学部卒業後、日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て06年に退職、同年ネットライフ企画(現・ライフネット生命)を創業。12年上場。10年間社長・会長を務め、18年1月より現職。『ここにしかない大学 APU学長日記』(日経BP)、『「教える」ということ』(KADOKAWA)、『人類5000年史 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』(ちくま新書)など著書多数

構成/久保田智美(日経xwoman編集部)

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