「暮らしのシーン」×「家族の距離感」を掛け合わせたプランニングを
多世帯住宅で暮らす家族が、それぞれの「過ごしたい時間」を大切にできるように、積水ハウスでは「カゾク・ト・カゾク」というコンセプトにもとづく住まいづくりをご提案しています。
従来の二世帯住宅づくりは「共有タイプ」か「分離タイプ」かの二者択一。そして、空間や設備(玄関、キッチンなど)の数を決めて、間取りを決定していました。しかし、これでは「望む暮らし方」の実現にはつながりません。
多世帯住宅のプランニングをする際には、まずは「大切にしたいシーン」から考えてみてください。「団らん」「食事」「料理」「孫とのふれあい」「入浴」「お出かけ」など、家族の生活のさまざまなシーンについて、「いつも一緒にしたい」「ときどき一緒にしたい」「思い思いにしたい」を整理、そして「どれくらいの距離感が良いか」を考えます。この「暮らしのシーン」×「家族の距離感」=重なり度を掛け合わせてプランニングすることが大切です。
また、家族のカタチは時間とともに変化していきます。親が他界したり、子どもや孫が家を出て独立したりと、同居人・同居世帯の数には変動があります。10年後・20年後・30年後などを見据えたプランニングを意識することをお勧めします。
それでは、多世帯の暮らしを快適にする、いくつかのプランニング例をご紹介しましょう。
リビングは共有してゆったりと。そのほか、家族だけのくつろぎコーナーを設ける
多世帯住宅は部屋数の確保が困難。そこで親世帯と子世帯でリビングを共有し、広々とした空間を確保すれば、ゆとりが生まれます。
家族単位でくつろげるミニスペースも設けておくといいでしょう。例えば寝室などの一角にイスやソファを置き、プライベートな会話ができるようにしておくのです。