自分時間が増え、家族やパートナーとの距離感が変化し始めるARIA世代。そんなARIA世代にとっての「幸せ住まい」とは、どんな住まいなのでしょうか?「幸せ住まい」について研究している積水ハウス住生活研究所長の河崎 由美子さんに、ARIA世代にとっての「幸せ住まい」の作り方を解説してもらいます。
皆さんは、住まいにおいて「LDK」という概念にとらわれてはいないでしょうか。これまでは、キッチンで調理し、ダイニングで食事し、リビングで団らんする、というように、それぞれの空間を使っていました。ところが、近年はリビングでの過ごし方に変化が表れてきています。これからの時代のリビングは、食べる・学ぶ・くつろぐ…など、さまざまなシーンを受け止める、心地よい「多用途空間」になっていくと考えています。
積水ハウス住生活研究所の調査では、リビングについて次のような結果が得られました。