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聞いて、見て、考えた 長野智子

長野智子 自己肯定感低めでも、夢をつかめた5つの理由

(下)大スター・植木等の一言で気づいた自分の強み、「オレたちひょうきん族」の名プロデューサーにもらった言葉


「私の生きる道はここ」と見つけた日

長野 だけど、自分に自信がない私は、自分の話なんてつまらないと思っているから、人の話がものすごく楽しいし、人のことを知りたくてしょうがない。「あ、私の生きる道はここかな」とそのときに思ったんです。よし、聞き上手になろうって考えを変えました。これが自己肯定感が低い自分を受け入れる第一歩だったかな、と振り返って思います。

―― 自分の欠点や苦手なことは目に付きやすいですが、その欠点が生かされる場所を探すことが大事なんですね。

長野 自己肯定感が低いことって変えられないんですよ、どうしても。私も自分で意識して自己肯定感を高めよう、と努力をしたんですが、持って生まれた性分なので変えられない。じゃあ、発想を転換してみようと。

 報道の仕事は、苦しんでいる人、つらい状況に置かれている人に話を聞くことが多い。おそらく自己肯定感の高い人が聞いたら、理解できない気持ちや人の痛みがあるような気が、なんとなくするんです。自己肯定感の低さを生かせば、いろんな方に共感ができて、取材では信頼関係を築きやすいという強みに転換することもできたんです。

―― 2つ目の「短所を長所に変換する」は、まさにそういうことでしょうか。

長野 そうです。バラエティーのときに自分の欠点だと思っていたことが、報道では生きているんですね。私は古舘伊知郎さんと同じ事務所なんですが、古舘さんってめちゃくちゃしゃべりがお上手じゃないですか。一つの芸にまでなっているわけですよ。バラエティーに出ていた頃は、古舘さんのようじゃないとしゃべり手として芸能界にいてはいけないんだろうなってずっと思ってて。それに、私は久米宏さんのような魅力的なアンカーもできません。

 でも、自分の話し方には、ある意味で色がないということに気づきました。色がないことは、報道だと「信頼性が高まる」と評価を受けたことがありましたし、古舘さんのようにしゃべることができないからこそ、短く簡潔に伝えよう、と意識を転換したことで、「非常に分かりやすい」という評価もいただけて。

 このときに、もう人のまねはしないようにしようと決めました。すごいな、ああなりたいなっていう人をまねてもろくなことがないんだと気づいて、自分の欠点を切り替えて長所に変えていこうと。

―― 自分の短所はいくつでも思い付くのですが、それをじーっと眺めていても、なかなか長所には見えてきません。どうすれば短所を長所に変えられるのでしょうか。

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