「子どものいない夫婦がフツーに仲良く暮らしていくお手本を知りたい」――これまでもさまざまな「家族のカタチ」を取材してきたエディター・宮本恵理子が、ARIA世代の友人の一言をきっかけに始めた、パートナーシップ連載「夫婦ふたり道」。今回は、街中のカフェで開催するオープンゼミの「カフェゼミ」が話題の大学教授・長岡健さんと、眉専門サロン「mime」オーナーとして活躍している川島典子さん夫妻に、毎月夫婦で食事をしている特別な場所で話を聞きました!
(上)「変わった人」同士の夫婦 軽めの対話でうまくいく←今回はココ
(下)夫はがんサバイバー これからは社会のために生きたい
出会いはバブル期の「合コン」です
―― 健さんは組織論を研究する大学教授で、典子さんは美容サロンオーナーのご夫妻。まったく違う分野でご活躍ですね。出会いのきっかけは?
健さん いわゆる「合コン」です。僕たち、バブル世代なので、20代の頃は毎晩のように合コンに参加するのがフツウだったんですよ。
典子さん そうそう。合コンに次ぐ合コン(笑)。彼と初めて会ったのは社会に出て間もない頃で、当時彼は保険会社で働いていたんだよね。「サラリーマンらしくない、変わった人だなぁ」と思いました。
健さん 僕も彼女の第一印象は「変わった人」でした(笑)。結構、ズバズバとモノを言う人だなと。
法政大学 経営学部 教授
FLOW 代表取締役