「あなたのことを見ているよ」が伝わる言葉を添える

 そしてもう1つ越谷さんが大切にしているのが、一緒に仕事をして間もないうちにリモート環境になったからこそ、メンバーと積極的にコミュニケーションを取って信頼関係を築くこと。「確認してほしい」とメッセージが来たらすぐに目を通すようにしているほか、レスポンスの仕方にも気を配っています。「『これをやりました』と報告しても、反応がないとさみしいですよね。だから『ありがとうございます』と一言添えたり、今日の日報のグッドポイントを書いて小さく褒めたりして、『あなたのことを見ているよ』ということが伝わるよう意識しています

 日報は必ずしも業務のことだけではなく、「今日は昼休みにテレヨガに参加しました」といったことを書いて、見た人が「いいね」をつけるなど、雑談的なコミュニケーションの場にもなっているそうです。「私はもともと作業に没頭するとコミュニケーションをシャットダウンしがちなタイプ。だからこそ気軽に相談してもらえるようにと意識していますし、困っていたらお互いに助け合えるような風土もつくりたいと思っています。

 リモート環境になったことでツールがフル活用され、以前よりもお互いが何をやっているかが分かるようになりました。すごく仕事が進むので、ぜひ皆さんもテレワークをやってみて! と言いたいですね」

テレワークでのマネジメントは、積極的にメンバーとコミュニケーションを取ろうと意識することが大切
テレワークでのマネジメントは、積極的にメンバーとコミュニケーションを取ろうと意識することが大切