新型コロナウイルスの感染が広がり、外出自粛要請が続く中、日経ARIAでは読者の皆さんにご協力いただき、緊急アンケートを実施しました。今回は、ARIA読者が考える「コロナ終息後の未来」についてご紹介します。

 日経ARIA編集部では2020年4月14日から、読者を対象に「コロナ対策・リモートワーク 緊急アンケート」を実施しました。4月26日までの回答数は1107件(うち女性92.8%)と、多くの声が寄せられました。(詳細は初回記事を参照『突然のテレワークに悩む ARIA読者800人の生声』)。

 アンケートでは、新型コロナウイルスの感染リスクがなくなり、以前と同じ状態に戻ったときに、働き方、暮らし方などについて、どんな変化が残ると考えているか、もしくはどう変えていきたいと考えているかについても聞いてみました。一体どのような影響が出るのか、ARIA読者たちの予測や期待とは?

コロナ終息後の働き方予測「こう変わると思う!」

 どう変わると思う? という問いに対する回答で最も多かったのが、「テレワークが当たり前になる」(商社 営業/部長/44歳)、「テレワークが増えると思います。意外とできちゃうことが分かったので」(IT・通信/事務/56歳)という、テレワークの広がりを予測する声でした。

 もっと具体的には、「印鑑が使われなくなり、会議やミーティングが減る」(医師/49歳)、「ペーパーレス化が進んでオフィスがすっきりする」(建設 事務/契約社員/51歳)、「残業という概念がなくなる気がする」(製造業/企画・広報/51歳)など。実際に、管理職側からは「テレワークの導入を考えたい」(製造業 経理/部長/59歳)、「リモートワークを導入しやすい環境になるが、働き過ぎないための方法が課題」(IT・通信 経理/部長/50歳)という声も上がりました。

 「出社は本当に必要なときだけ。住む場所の範囲も変わっていくかも」(商社・小売/企画・広報/45歳)、「東京の会社に勤めつつ地方に居住できる」(金融/コンプライアンス/48歳)、「通勤のストレスから解放され、住む場所も柔軟に選べるようになる」(製薬 経営企画/係長/42歳)と、都心に勤めつつ田舎暮らしのスローライフという選択をする人も増えるという、リモートワーク浸透後の少し先の未来を予測する人もいました。

「東京の会社に勤めつつ地方に居住できる」(金融/コンプライアンス/48歳)と、都心に勤めつつスローライフが送れることに期待する声も
「東京の会社に勤めつつ地方に居住できる」(金融/コンプライアンス/48歳)と、都心に勤めつつスローライフが送れることに期待する声も