あなたのメイク、20年前と同じではありませんか。メイクアップアーティストの関野里美さんに、どんな場面でも浮かず、「魅せる」ことができるメイクをパーツ別に動画で解説してもらいます! 3回目はチークとフェースカラーの使い方を3種類の動画でお伝えします。

(1)一重、二重… タイプ別アイラインで目力UP!【動画】
(2)自然な眉を描く秘訣はツール使いにあり!【動画】
(3)女性ホルモンもUP! チーク使いで印象が変わる【動画】 ←今回はココ

 こんにちは、ヘアメイクアップアーティストの関野里美です。第3回はあなたの表情を一段と引き立てるチークやフェースカラーの使い方をご紹介します。ほおは面積が広く、血色がダイレクトに伝わりやすいパーツです。ARIA世代の40~50代は、少し疲れて見えたり、ほおがたるんで下がってきたりするお悩みも出てきます。チークの色やフェースカラーをうまく使って、健康感あふれる印象を演出しましょう。

お疲れ顔にはフレッシュ感をプラスしてくれるオレンジを

 疲れが出てくると、肌の透明感が失われてどこかくすんだ印象になりがち。そんなときは、オレンジ系のチークを選ぶと、健康でみずみずしい、スポーティーな血色感が出ます。クリームタイプのチークが、肌になじみやすくぼかしやすいのでお薦めですよ。

生き生きした印象を演出するオレンジ系の色味の一例
生き生きした印象を演出するオレンジ系の色味の一例

 まず、目尻から真下に下がってくるラインと、小鼻の上からほお(外側)に向かって真横に伸ばしたライン、それらがクロスするポイントを見つけます。そこに指でクリームチークを入れます。クロスポイントから外側にほお骨を触るように、耳の高い位置へ向かって指を動かします。もみあげの手前あたりで自然に肌になじむように。

 そのあと耳たぶの方向に向かって、チークをぼかしていきます。

 最後に、クロスポイントから内側(鼻の方向)に向かってぼかします。このとき、瞳の中央より内側に入らないように気をつけるとより自然に仕上がります。

 クリームチークが全体的になじんだら、その上にパウダーを足していきます。クリームチークを最初に入れた位置の少し上に、かぶせるように入れます。

 そのあと、筆に余った少ない分量の色を、耳たぶの方向にも伸ばしましょう。ぼかす範囲は、耳たぶから耳の上に向かうあたりのもみあげ幅。

 最後に目の下にもほんのりチークの余韻を残すと、仕上げのクオリティーが変わります。

クリームタイプとパウダータイプを組み合わせて、自然なニュアンスを(所用時間 2分53秒)