先生、ぜひ「ハグ外来」を開いてください!

善方 後は、気持ちが不安定になったときに頼りになるのって、自分が一番愛するもの。子どもでもパートナーでもペットでも何でも、ぎゅーって抱っこしてもらったり、よしよししてもらったりすると、脳下垂体からオキシトシンというホルモンが分泌されて、いい感じに落ち着きます。私は中学生の娘にやってもらうんです。つらくなってくると「ちょっと抱っこして」って。よしよし、ってしてくれます。

ナヲ いいですね! うちも、頼めば子どもがやってくれると思う。バンドのメンバーには、……うん、それはいらないかな(笑)。相手がいない人は、病院で先生にしてもらえばいい。

善方 はい! しますします。実際、時々ハグしてますよ。

ナヲ 「ハグ外来」いいですね!

善方 気持ちいいこと、楽しいことは、快楽物質のドーパミンを増やします。自分にとって楽しいことをちゃんとやることも大切。いろんなことを抱えている世代だけど、無理だと思わずに行動してみて。私も一人で大好きな奥田民生さんのライブに行っています。ナヲさんは今、何が楽しい?

ナヲ 私、バンド以外だと何が楽しいかな……。うーん……だんだん落ち込んで来ちゃった(笑)。子どもと遊んでるのも、面白くて楽しいですね。あと、去年、嵐のコンサートに行かせてもらったんですけど、ドームであれだけの大人数がわーっとなって、お客さんの表情がキラッキラしてて、これはすごいことだなと思いました。近くに行ったら死んじゃう、心臓が耐えきれない、って思うような恋心?

これまで「この年になると、ぶっちゃけ生理とムダ毛は、いらない!」「お股の砂漠化」など、終始笑いの絶えない対談でしたが、時折、真剣な表情でお勉強モードに入っていたナヲさん
これまで「この年になると、ぶっちゃけ生理とムダ毛は、いらない!」「お股の砂漠化」など、終始笑いの絶えない対談でしたが、時折、真剣な表情でお勉強モードに入っていたナヲさん