善方 喫煙は卵巣寿命に影響を与えることが分かっています。だから、妊活中にはナイーブになったほうがいい。更年期のときでも喫煙は血栓リスクを高めるので、ホルモン補充療法が行えません。お酒は適量であればOK。血流を高めて心の解放、リラックスになる程度ならいいのではないでしょうか。

ナヲ 私のバンドメンバーは、私の妊活時には誰もたばこを吸っていませんでしたね。ちなみに、いかにも吸ってそうに見える弟(マキシマムザ亮君)は、ぜんそくだったから喫煙経験はないんですよ。今も楽屋は禁煙です。ホルモンは意外と平和なバンドなんですよー(笑)。

ナヲさんは向かって右から2番目、「いかにもタバコを吸ってそうに見える」けど吸っていないナヲさんの弟・マキシマムザ亮君は一番右です

背骨が曲がってドラムがたたけなくなったらどうしよう!

ナヲ 不調を「更年期のせいだろう」と思っていたら、病気を見逃してた、なんてことはあるんですか?

善方 あります。代表的なのは甲状腺ホルモンの病気で、汗をかいて心臓がドキドキする人は甲状腺機能こうしん症(バセドウ病)、鬱っぽくなる人は甲状腺機能低下症(橋本病)が疑われます。この病気が背景にないかどうかを、最初に血液検査で確認します。

 甲状腺の病気の場合は、ホルモン補充療法では良くなりません。骨密度もぜひ一度測っておくといいですよ。更年期に急に骨密度が下がり、骨粗しょう症になる人が多いの。知らないうちに背中の骨がつぶれて圧迫骨折を起こし、背骨が曲がってくる人がいるんです。

ナヲ ひーー怖い! 背骨が曲がってしまうとドラムたたけなくなりそうですね……。

骨量は体が作られる思春期までは増えるが、20歳をピークに40歳くらいまで維持された後、徐々に減少。特に、閉経後には女性ホルモンが減少するとともに急速に骨量が減少し、骨粗しょう症リスクが高くなる。(引用:骨粗鬆症財団HP、小冊子「骨粗鬆症の予防は成長期から」)