新型コロナ感染予防対策に取り入れられたことでも注目を浴びる行動経済学。経済学に心理学の視点を組み合わせ、人間の意思決定や行動の特性を分析していく新しい学問です。ときに不合理な行動を取ってしまう、人間の思考プロセスにはどんなクセやバイアスがあるのか。行動経済学の視点を取り入れると、組織や部下、そして自分の行動をより良く変えることにもつながります。大阪大学感染症総合教育研究拠点 特任教授の大竹文雄さんが解説。