考えただけでわくわくする京都旅行、でもちょっとした憂鬱があるとすれば「京都のお土産、何を選べばいいのか問題」ではないでしょうか。「365日外食」で京都の食シーンを知り尽くしたライター中井シノブさんが、珠玉かつ旬の京都土産を教えてくれました。記事1本では熱い思いが収まりきらず、2回に分けての公開です。今回は調味料&京の食材編。今すぐには行けない人も、買うべき土産を先取りチェックしておこう。

(上)新定番スイーツ編
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京料理の名店のおもたせや、オリジナルの調味料もご紹介します
京料理の名店のおもたせや、オリジナルの調味料もご紹介します

 今回は、京料理の名店が重用する食材、そしてお客のリクエストに応えて発売を始めた、お店で使っているオリジナルの調味料をご紹介します。私も愛用するものばかりです。家庭の料理でも使えば食卓がワンランクアップしますよ。

これがあれば、自宅が割烹に様変わり!

 予約が取りづらいと言われる人気割烹(かっぽう)「京天神 野口」の2号店として、祇園切り通しに2019年開業した「のぐち継」。美しい八寸や黒毛和牛の肉吸いなど5品のコースをいただいた後、追加でうなぎ白焼き、ビフカツサンドといった一品料理も味わえ、たちまち人気店に仲間入りしました。

 うれしいのは、この店で炊いた「ちりめん山椒」をテークアウトできること。ご飯のお供にするだけでなく、パスタの具材やサラダのトッピング、ほうれん草とのあえ物など、いろいろな料理に使えます。

「ちりめん山椒」100g2000円(税込)。事前に電話で予約を。店頭受け渡しのほか配送もできる
「ちりめん山椒」100g2000円(税込)。事前に電話で予約を。店頭受け渡しのほか配送もできる
「ちりめん山椒」100g2000円(税込)。事前に電話で予約を。店頭受け渡しのほか配送もできる

 だしのうま味を含んで程よい塩加減、山椒がピリッと利いた味わいだから、私は断然、酒のアテ派。千切りにしたきゅうりとあえたり、オリーブオイルをかけてバゲットにのせたり。おつまみづくりで迷ったとき、この「ちりめん山椒」があれば、アイデアが広がります。

 すっきり美しい木箱入りで、ちょっとした手土産にも。お取り寄せもできるので、京都の味を自宅で何度も満喫できます。

太鼓判リスト1
のぐち継
住所/京都市東山区清本町371-4
電話/075-561-3003
営業/12時~13時、17時30分~21時30分(いずれも入店、予約制)
休/不定休(正月は営業)