京都の最旬土産・スイーツ編　食通が認める厳選6品

オシャレ系なみなみサブレ＆ひし形ボンボンショコラ

パッケージもシンプルでスタイリッシュ！

　味わいもさることながら、デザイン性が高いと評判なのがスイーツラボ・ブランド「RAU」です。2019年12月、四条河原町に開業した「GOOD NATURE STATION」1階にショップ、3階にカフェがオープンしました。パティシエやショコラティエが集まって切磋琢磨（せっさたくま）し、「誰も見たことがない菓子」作りを目指しているそうです。

チュイールサンド「Nami-Nami」（6本入）2700円（税込）は、プラリネ、ショコラ、抹茶の3種のクリームサンドサブレの詰め合わせ

　チュイールサンドNami-Namiは、プレーン・ショコラ・ゴマの波形サブレに、それぞれ違う3種の軽やかなクリームと濃厚な板チョコレートを挟んだ、サクサク食感のサブレです。フランスの瓦「チュイール」と日本の「瓦せんべい」から発想を得て、生み出されました。

　香ばしいゴマのサブレで甘納豆が入った抹茶クリームとビーントゥーバー、バニラクリームをサンドするといった凝った作り。3種それぞれに香りや味わい、食感を変えています。

ボンボンショコラ「iro-iro」9粒3564円（税込）。さまざまな情景の「色」をテーマにした9種。全11種からおすすめ9種の詰め合わせ

　良質のカカオを求めて世界を旅したショコラティエールの高木幸世さんがコスタリカで出合ったカカオ豆からビーントゥーバーチョコレートを作りました。そのチョコレートをベースに、ガナッシュを合わせて作ったのがこのボンボンショコラです。バラの味を創作した「Midori」や野イチゴとゆずを合わせた「Beni」など、色をテーマに作られています。

　カカオ本来の味をダイレクトに感じられるものから、味の濃淡やお茶、果汁、洋酒などとの組み合わせを生かしたものまで、バラエティー豊か。上質のカカオだけが持つ風味と程よい甘さのガナッシュがマッチしたショコラは大人の味わいです。コーヒーやシャンパーニュとともに一粒。自分の癒やしの時間にいかがでしょう。

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取材・文／中井シノブ　写真／ハリー中西