ベロベロに酔っても、目に焼き付いた友人夫婦の幸せな光景

 前菜の盛り合わせを食べながら3人でワインを1本空けた後、koph名物の熱燗タイム。注文したレバニラ、グリルチキンタルタルソース、納豆とシソのお好み焼きに合わせた銘酒を、りっちゃんが適温でつけてくれる。うう、すごく楽しい。3人で8合も飲んでしまった。

 21時頃にお店を閉めて、甲府市内でも遠方に住むみーちゃんとお別れした後は夫婦2組でハシゴ酒。甲府名物のもつ煮のお店で地酒を味見し、酒屋直営のレストランでは山梨ワインを飲んだ。

 ベロベロに酔っぱらったので記憶は定かじゃない。でも、何か話すたびにりっちゃんが旦那さんに寄りかかりながら大笑いしていたことは覚えている。幸せな光景だった。

 ちょっと天真爛漫過ぎるけれど料理の腕は抜群な彼女を僕と妻は大好きだ。りっちゃん、kophを最後まで頑張ってね。それから先のことはゆっくり考えればいいと思う。次は4人で温泉宿にでも行こうよ。

 夫婦二人暮らしを続けているとちょっと息苦しくなってしまうことがある。そんなとき、遠くに住む共通の友人はありがたい。訪ねても、訪ねてもらっても、二人の関係に新鮮な空気が入る気がする。時には夫同士、妻同士で話したり、夫婦の組み合わせを入れ替えてみたり(変な意味ではありません)。旅路が長いと疲れることもあるけれど、自宅にたどり着くと「やっぱりわが家が一番だね」と分相応の幸せを確認できる。

 配偶者が僕のようにテーマパークや観光地を苦手としている場合でも、「あなたの恩師の〇〇先生、引退されて生まれ故郷に住んでいるんだよね。あの先生は私も好き。近いうちにご挨拶に伺おうよ」などと提案してみたらどうだろうか。きっとかけがえのない週末旅行になると思う。

2次会と3次会はもちろん甲府市内で。4人で歩いていたら魅力的なたたずまいの横丁を見つけました
今週末の助手席から
【行き先】 山梨県甲府市のお好み焼きバル「koph(コフ)」

【妻の楽しみ方】 鉄道旅行が趣味の一つ。ワインも熱燗もりっちゃん(kophの店主)も大好き

【僕の楽しみ方】 一人旅は好きではないけれど、友人がいる土地には行きたい。妻が同伴&先導してくれるなら安心

文・写真/大宮冬洋