夫婦二人きりの暮らしが長くなってくると、休みの日の時間をだんだんと持て余してしまうこともあったり、なかったり…。だからといって、「マンネリ打開のイベントを!」などと肩肘張る必要はありません。変わりなく流れるゆるーい時間の中にも、意外といろいろな楽しみがあるものです。妻の実家がある愛知に拠点を移したフリーライターの大宮冬洋さんが、結婚7年のDINKS夫婦の週末時間をリアルにつづります。

 「DE席は埋まっているから、AB席でもいいよね?」

 妻と一緒に上京する際は、パソコン画面で東海道新幹線の予約をすることから始める。僕たちは在来線しかない蒲郡駅近くに住んでいるが、豊橋駅から新幹線「ひかり」に乗り換えた後は1時間半で東京駅に行ける。長旅ではないので3席並びの通路側C席に他の人が座ってもまったく問題ない。でも、隣に妻がいるほうがやっぱり気楽だ。僕は窓際のA席に座らせてもらうことが多い。

お気に入りのお好み焼きバル 閉店前に再訪しよう

 5月の連休を利用して、僕たちは山梨県甲府市に遊びに行く予定を立てた。目的は、友人の「りっちゃん」こと馬越立子さんが女性2人で切り盛りしているお好み焼きバル「koph(コフ)」を訪問すること。ワインと熱燗でおいしい料理を少しずつ楽しめる店だ。昨年、初めて行って感動し、「毎年訪れたい飲食店」に決定したが、残念ながら今年6月で閉店してしまうらしい。ますます再訪しなくちゃ、と夫婦で話した。

 東京で2泊して遊んだ後、12時30分新宿発の特急「かいじ」に乗り込んだ。1時間半で甲府駅に到着するらしい。普段は妻が運転する車の助手席でボンヤリしている僕。鉄道旅行のプランも妻任せだ。一人旅は苦手だけれど、友人がいる土地には行きたい。そんなときはやっぱり妻の存在を頼もしく思う。

新宿駅にて。かいじ7号に乗って甲府にGO!