試合観戦の面白さにちょっぴり目覚めた

 試合中は選手の体格と運動神経に圧倒された。身長2メートルもある人があんなに華麗な動きができるのか。ジャンプすれば滞空時間がやたらに長く、空中であれこれ動いてシュートを決めている。あ、3ポイントシュートだ。お見事!

 「私は3ポイントよりもパス回しを見たいな」

 気付くと、三希さんが妻を相手にちょっとマニアックな解説をしていた。ディフェンスへの切り替えのタイミング? 監督の賢さで試合が変わる? 僕にはよく分からなかった。

 試合は残り8分間ほど。10点差でネオフェニックスがリードしている。「勝ちそうじゃん」と僕がのんきにつぶやくと、妻と三希さんが「まだ分からんよ!」と同時に言った。勝負事は最後まで気を抜いてはいけないらしい。

 結果は8点差でわがネオフェニックスの辛勝。僕もちょっとうれしい。小柄だけど運動量が半端ないキャプテンのファンにもなった。次回はもっといい席で観戦したいな。選手だけではなくチアリーダーを近くで見たいという下心もあるけれど。

 三希さんと妻は試合結果にはあまり関心を示さずにバスケの技巧について話し続けている。まあ、いいけどさ、そろそろ食事に行こうよ。

高速で手を動かしながら試合運びを解説する三希さん(右)。隣で妻もうれしそうに手を動かしていました