夫婦二人きりの暮らしが長くなってくると、休みの日の時間をだんだんと持て余してしまうこともあったり、なかったり…。だからといって、「マンネリ打開のイベントを!」などと肩肘張る必要はありません。変わりなく流れるゆるーい時間の中にも、意外といろいろな楽しみがあるものです。妻の実家がある愛知に拠点を移したフリーライターの大宮冬洋さんが、結婚7年のDINKS夫婦の週末時間をリアルにつづります

 「結婚は異文化交流を面白がるものだと思うよ。育ちも趣味も違う他人と家族になるんだから、面白がる視点がないとやってられない」

 尊敬している先輩からこんな言葉をかけてもらった時、僕の1回目の結婚はほぼ壊れていた。思い返せば、前妻との相違点にいら立つことばかりで、違いを「面白がる」視点などは持ち合わせていなかった。思いやりに欠けていたとも言える。

 35歳で再婚をした時、住み慣れた東京の街を離れ、妻の実家と職場がある愛知県の三河地方に住むことにした。先輩の言葉と前回の失敗が影響しているのだと思う。

結婚生活で発見した妻のスポーツ好きの一面

 愛知での結婚生活で見つけた「異文化」は、車と道路がみんな大好きという点だけではない。妻が意外なほどスポーツ好きだったのだ。学生時代には水泳部に所属して毎日何キロも泳いでいたらしい。今は運動らしい運動をしていない代わりに、中日ドラゴンズの選手をはじめとするスポーツマンたちを目の色を変えて応援している。

 僕は一見、元野球少年のような風貌をしているが、運動全般が苦手で、興味も薄い。でも、たまにはスポーツという異文化を間近で見るのもいいかもしれない。連れて行ってもらえれば、の話だけど。

 バスケットボールの試合は、プロはもちろんアマチュアのものも見たことがない。妻の幼なじみで、愛知県西尾市で接骨院を経営している糟谷三希さんがBリーグの試合観戦に妻を誘ってくれた。

バスケのBリーグの試合が行われる豊橋市総合体育館は豊橋駅からバスで20分。これぞ車社会。今週末も妻が運転する車に乗せてもらって向かいました