夫婦二人きりの暮らしが長くなってくると、休みの日の時間をだんだんと持て余してしまうこともあったり、なかったり…。だからといって、「マンネリ打開のイベントを!」などと肩肘張る必要はありません。変わりなく流れるゆるーい時間の中にも、意外といろいろな楽しみがあるものです。妻の実家がある愛知県に拠点を移したフリーライターの大宮冬洋さんが、結婚7年のDINKS夫婦の週末時間をリアルにつづります。

結婚7年、夫婦関係は良好 でも一度だけ…

「あなたのようにうれしそうに助手席に座る成人男性は愛知県には他にいないよ」

 妻から淡々とした口調で指摘された時、僕は愛知県蒲郡市に住んで3年が経過していた。東海道新幹線でいうと、豊橋から名古屋に向かう際に通り過ぎるのが蒲郡。三河湾と低い山々に囲まれて、島っぽいのんびりした雰囲気が漂う小さな地方都市だ。

 独身時代に慣れ親しんだ東京の西荻窪からこの町に引っ越しをしたのは2012年の夏。再婚がきっかけだった。隣接する西尾市には妻の実家があり、家業の工場を営んでいる。そこで働いている妻と話し合い、フリーランスの僕のほうが愛知県に「移住」した。

 結婚してそろそろ7年。かすがいとなる子どもがいない割には仲良くやっていると思う。でも、一度だけ離婚の危機を感じることがあった。原因はやはり車の運転だ。

あいにくの雨だけど車なら安心! 流れるような動作で助手席に乗り込む筆者。何か、問題でも?