新型コロナウイルス感染症の拡大で社会・経済に大きな影響が及んでいます。長期化すれば、個人の家計も大きなダメージを受ける可能性が大。勤務先の休業や不振に伴う減収、まさかの解雇も想定して備えるには? 有事モードの家計についてファイナンシャルプランナーの山中伸枝さんが指南します。

 昨今の新型コロナウイルス感染症の影響で、大手企業でも休業するところが出ており、収入減が心配な方も少なくないと思います。

 今回は、現状起きている危機が会社員の家計に与える影響について整理してみます。その上で、有事の「緊急予備費」の備え方について解説します。