予想だにしなかった移籍に「頭の中が真っ白」

 プロ入りから3年連続で年間60試合以上に登板し、17年にはWBCのメンバーにも選出された秋吉選手だが、17年、18年シーズンはケガによる離脱など、思うような結果が出せなかった。そうした中で、18年の年末に発表されたトレードによるファイターズへの移籍は、「頭の中が真っ白になるほどの驚きで、涙が止まらなかった」という

 「直後に考えたのは、『キャンプどうしよう?』『ファンクラブ入らなきゃ』だったんですよ。何でそんなことを気にするのか、自分でもおかしくって。キャンプは毎年2月に行われていて、既にスワローズの一軍キャンプ地である沖縄の浦添へ行くつもりで休みを申請し、飛行機やホテルも予約済み。でも、私が行かなきゃいけないのは浦添じゃなくてファイターズのキャンプ地、アリゾナだよなあって。まあ冷静に考えたら、急にアメリカに行けるわけないんですけど」

 秋吉選手とスワローズの両方を応援してきた神事さんにとって、移籍の一報を聞いてからの一週間は野球関連のニュースを見るのもつらい日々だった。しかし「私が落ち込んでも意味ないなと、途中で吹っ切れた」そうだ。

 「これからも投手としての秋吉選手を見ることができるんだからいいじゃない、と思えたんです。あとはファイターズの入団会見を見たことも大きかったですね。ご本人が前向きになっているのに、ファンが足を引っ張るのはよくない。そこからすぐにファイターズのファンクラブに入会して、応援用のユニフォームも作りました」

SNSで知り合った野球仲間と情報交換し、一緒に試合観戦をしたり、キャンプ地で合流したりすることもある。「私と同じような独身の女性もいれば、夫婦で応援している方も。野球を通して人とのつながりも広がっています」