新規事業の企画や問題点の洗い出しなどの仕事は、じっくりと机に向かっているよりもふとした瞬間にアイデアが舞い降りてくるもの。そんなときはすぐスマホで記録しておきましょう。アイデア出しにぴったりのアプリを使えば、空き時間に少しずつ思考の整理を進めることができますよ。

マインドマップでひらめきの連鎖を「見える化」

 人間の思考は連想でつながっていくため、一つのことを検討していてもさまざまな方向に広がっていきます。途中で良いアイデアが出たのに忘れてしまったり、一通り検討してから振り返ると論理が矛盾していたり……。メモに書いていても、頭の中がすっきり整理できないときもありますよね。

 そこで注目したいのが「マインドマップ」。英国人教育者のトニー・ブザンが40年以上前に考案し、現在もビジネスや教育の場で使われている思考整理の手法です。中心から木の枝が広がるような絵を見たことがある人もいるかもしれませんね。

 思考を整理することで新たな発想も生まれ、ビジネスに大きな躍進が生まれる可能性があります。また、職場の人とのブレインストーミングに利用すれば、問題の根本に近づくこともできるでしょう。

 マインドマップは横長の紙にカラフルなペンなどで記述していくことが基本ですが、マインドマップ用のウェブサービス「MindMeister」を使えば、効率よく業務に生かすことができます。MindMeisterはアプリとウェブブラウザーで利用できるため、思い付きをスマホから記述していき、パソコンで改めて考え直すといった使い方ができます。

 紙に書いていくのとは違ってデジタルデータは共有も簡単。ファイル添付や共同編集もできます。データを非公開にすれば、関係者以外に漏れてしまうこともありません。

何気ない思い付きも、マインドマップにすることで新たな発想を生むきっかけになるかも
何気ない思い付きも、マインドマップにすることで新たな発想を生むきっかけになるかも