毎日顔を合わせて仕事することが難しくなった今、チーム内での情報共有が重要になっています。スケジュール共有アプリ「TimeTree」を使うと、自然にお互いが何をしているのかを把握できます。アプリ内で会話も交わせるので、テレワークでも仕事仲間との交流を円滑に行うことができます。

 今まで対面で行っていた打ち合わせがオンラインミーティングになったり、在宅勤務が中心になったりと、新しい働き方を始めている人が多いと思います。仕事相手や仲間と顔を合わせていた頃とは異なり、誰が何をしているのか分からないまま仕事が進行し、行き違いによるミスが起きてしまうかもしれません。

 スケジュールアプリはさまざまなものがありますが、今回紹介するTimeTreeは、仕事仲間や家族など、複数の人とスケジュールを共有し、コミュニケーションすることを前提に作られていることが特徴です。

 TimeTreeではカレンダーを複数持つことができます。このカレンダーはAさんとBさんと共有、このカレンダーは夫と二人で、このカレンダーは自分だけのプライベート用と分けつつ、一括管理することができます。他の人とスケジュールを共有している場合、予定が更新されたことに気づかないケースがありますが、TimeTreeでは「タイムライン」に更新やコメントなどの情報が掲載されるので見逃すことがありません。

チーム内スケジュールや家族の1日の動きが見える化

 仕事仲間で使うケースを想定してみます。例えば3人で共有しているカレンダーには、「3人が参加する会議」「Aさんの出張予定」「Bさんのオンラインミーティング予定」などが登録され、全員がそれを見ることができます。3人が空いている時間に新たな会議を入れたり、Aさんの出張に合わせて先方に見せたい資料をBさんも用意したりと、スケジュールとタスクが見えるようになります。

 家族でのスケジュール共有にも向いています。夫の予定、子どもの予定をそれぞれ本人に更新してもらいます。子どもの帰りが遅い日は「私が車で迎えに行くね」とスケジュールにコメントできます。もし急な予定が入って行けなくなったときは、そのことをコメントすれば、夫が「僕が行けるよ」と返してくれるでしょう。子どもにも伝わるので、家族全員が安心です。

 最近はテレワークやオンライン授業など、家族が家でそれぞれの予定をこなしていることもあります。オンラインミーティングのスケジュールを入れておけば、その時間は突然家族が部屋に入ってきてカメラに映り込むこともなくなります。宅配便の配達が来たときも、親が受け取れないと分かっていれば子どもが受け取るでしょう。

 それでは次のページから、詳しい使い方を説明します。