信頼できる美容師をどう見つけるか
「一生付き合える美容師を!」と佐藤さんは繰り返す。40代以降は髪に関する悩みがどんどん出てくるので、なんでも相談できる美容師さんを見つけておきたい。
「なかなかいい美容師さんと巡り会えない人は、周りにいる好きな雰囲気の髪型の人に、担当している美容師さんを紹介してもらいましょう。ここで大切なのは、『美容院』を紹介してもらうのではなく、『美容師さん』を紹介してもらうこと! なぜなら、ヘアスタイルの良し悪しは、美容師さん個人の技量によるところが大きいからです」
「美容師の視点で考えると、紹介のお客さんはとても大切。なぜなら、紹介してくれたこと自体がうれしいですし、もし、紹介で来てくれたお客さんが満足してくれなかった場合、紹介してくれた方にも失礼になるからです。予約の際には『●●さんの紹介で』と必ず伝える。その一言があれば、いつも以上にきちんと準備をしてカウンセリングも丁寧にしてもらえるはずです」
毛先を●cm切るだけで若返った印象になる
「年を重ねると、白髪だけでなく、薄毛の悩みも増えてきます。髪のボリュームが落ちてきたからといって、すぐにショートにする必要はありませんが、ロングは毛先に厚みがないと貧相に見えるのも事実。毛先が寂しくなってきたなと思ったら、長さを3センチ、5センチ、10センチとカットしてみてください。それだけで毛先に厚みが出て、若々しく華やかになります。
また、女優の吉瀬美智子さんやキャスターの安藤優子さんのようなショートは、長さの分、髪の重さがなくなり、フワッとしたボリュームが出しやすいので、薄毛が気になり始めた人にはオススメです。ショートでトップや後頭部にボリュームを出したスタイルは、生え際の白髪が気になりにくくなる上に、仕事ができる印象やリーダーシップを感じさせられるので、ARIA読者にぴったりだと思いますよ」
取材・文/石河美穂子 撮影/鈴木愛子 構成/長野洋子(日経ARIA編集部)
ヘアライター・エディター

タイトルを変更しました。 [2019/12/13]