責任ある立場のARIA世代は現場の中心にいるからこそ、部下や後輩、同期や上司、ママ友…に常に見られています。なのに、イマイチ決まらないメイクや増えていく白髪、ラインが崩れつつある後ろ姿に気づいた途端、失速してしまった経験はない? 自信回復につながる「美」のアップデート法を一挙紹介します。

 あなたの髪型、ふと気づくと何年もヘアスタイルを変えていない……という人も多いのではないだろうか? また、「自らがイメージする自分」と「周囲が持つ自分のイメージ」にズレが生じているように感じることはないだろうか? 『女の運命は髪で変わる』という著書があるヘアライター&エディターの佐藤友美さんは、「働く女性にとって、髪は名刺のようなもの。もっと戦略的に髪型を考えるべき」と語る。戦略的に髪型を考えるとはどういうこと?

真面目で仕事ができる人ほど外見を後回しにしがち

 「私の講演会には管理職や起業家、起業志望の40代女性が多くいらっしゃいます。とても仕事ができる真面目で優秀な方ばかりですが、講演会で『髪型を通してどう見られたいか? どんな自分になりたいか?』と聞くと、言葉が出ないということが多々あります。仕事に家庭に地域の活動に……とにかく忙しく、自分自身に矢印が向かない時期なのだと思いますが、なんとなく髪型を決めてしまっているのは、非常にもったいないと思います」

髪型を変えるのもおっくうでここ数年同じスタイルだったりしませんか
髪型を変えるのもおっくうでここ数年同じスタイルだったりしませんか

 「仕事ができる人はPDCAを回しやすいものから手をつける傾向があり、仕事のための勉強はしっかりするのに、自分の外見については後回しにしがち。でも、髪はその人の名刺のようなもので、第一印象は髪型で決まると言っても過言ではないのです

 髪型を変える時にまずして欲しいのは、「どこで、どういう風に見られたいかを考えること」という佐藤さん。