キメが乱れる前にインナードライを改善すべき

片桐 肌のキメとは、皮膚の膨らんでいる部分と溝の部分との差がふっくらと出ているかどうかを見ています。この状態がいいということは、皮膚の厚みもあり、栄養も届いている。

鶴賀さんの肌のキメ。溝がはっきり網目状に刻まれている。キメの肌年齢は28歳
鶴賀さんの肌のキメ。溝がはっきり網目状に刻まれている。キメの肌年齢は28歳

片桐 キメは、一度崩れると戻すのにすごく時間がかかります。これだけヘビーなインナードライなのに崩れていないということは、インナードライになってからまだそんなに長くたっていないのかも。インナードライを今すぐ改善するスキンケアを考えましょう。普段のスキンケアをクレンジングから教えてください。

鶴賀 クレンジングはオイルを使っていて、シャワーやお湯で洗い流します。その後に、精製水にオイルと精油を入れた手作り化粧水を使い、アルガンオイルに精油を入れたものを。水分の蒸発を防ぐつもりで(笑)。

片桐 インナードライになっている方は、たいていオイルクレンジングしていますね。SOSサインで油分が出ているので、テカるとか毛穴が詰まるとかが気になり、「油は油で落とそう」とオイルを選ぶのだと思いますが、落とし過ぎちゃうんです。肌は、今出ている油分でなんとか助かっているのに、それを落とし過ぎるのはNG。

 おすすめは、「これ1本でメイク汚れも皮脂汚れも落とせます」というようなもの。ジェルオイルとかミルクとか、オイルでも乳化させたマイルドなものならいいです。また、拭き落とすのではなく洗い流すタイプのもの。ダブル洗顔は絶対に選ばないでください。