責任ある立場のARIA世代は現場の中心にいるからこそ、部下や後輩、同期や上司、ママ友…に常に見られています。なのに、イマイチ決まらないメイクや増えていく白髪、ラインが崩れつつある後ろ姿に気づいた途端、失速してしまった経験はない? 自信回復につながる「美」のアップデート法を一挙紹介します。

 皆さんは、年を重ねるたび、下着に対する関心が薄れていないだろうか。特にブラより安いショーツは、まとめ買いをするうちにどんどんこだわらなくなる傾向にある。「そのこだわりのなさは周囲の人に伝わり、残念な後ろ姿をつくってしまっている」と話すのは、『大人女子はブラ・ショーツで体形を変える』の著者で、インポートランジェリーショップ「ブティックシーン」オーナーの国保和子さんだ。

 通勤中、駅の階段を上る時、前にいる人のタイトスカートにくっきりと刻まれたショーツのライン。会社の廊下で前を歩く女性の細身のパンツに見える、2階建てのお尻のライン。国保さんは「自分には見えない後ろ姿には、意外と年齢が出る」と言う。

あなたのショーツは、後ろ姿に響いていませんか?
あなたのショーツは、後ろ姿に響いていませんか?

40代から、お尻の肉質はどんどんやわらかくなる

 「お尻の肉がはみ出てしまうのは、お尻に対してショーツのサイズが小さ過ぎるからです。もちろん、若い人でもサイズが合っていなければお肉ははみ出ることがありますが、ARIA世代はもっと注意が必要。なぜなら、エイジングによってお尻の肉質はどんどんやわらかくなり、サイズが合わないショーツではARIA世代の不安定なお肉を支え切れないからです

 20~30代の頃のお尻は、大小にかかわらず、今よりもプリッとしていてハリがあったはず。だが、年を重ねてやわらかくなったお肉は、いとも簡単にショーツからはみ出る。はみ出たお肉は支えられることもなく、重力によって垂れ続ける。こんな現象で老けた印象を増大させてしまうのはもったいない。イチにもニにも「はみ出しっぱなし・垂れっぱなし」を防ぐショーツが必要だ。

次ページからの内容
・やわらかいお尻を包み込めるショーツとは
・「Mサイズへのこだわり」を捨てる
・上からのぞき込み「3D」でチェックする
・後ろ姿の安心感をつくるのは「かぶり」の面積
・「ベストなクロッチ幅」は3本指で確認する
・OKショーツで包めば、足も長く見える