責任ある立場のARIA世代は現場の中心にいるからこそ、部下や後輩、同期や上司、ママ友…に常に見られています。なのに、イマイチ決まらないメイクや増えていく白髪、ラインが崩れつつある後ろ姿に気づいた途端、失速してしまった経験はない? 自信回復につながる「美」のアップデート法を一挙紹介します。

 「重要なプレゼンの前に行ったトイレの鏡に映る、光ってうねる白髪たち……。一気に気持ちが落ちてしまった」
 「朝、出がけに頭頂部の分け目の白髪を発見。デスクで部下に話し掛けられても、分け目を見せたくないばかりに、ついのけぞる」

 ARIA世代から語られる「白髪あるある」エピソード。白髪の量や生え方に個人差はありつつも、白髪があることで自信がなくなったり、モチベーションが下がったりした経験は誰しもあるのではないだろうか。

 「白髪は若返るチャンスなんです!」というのは、著書『女の運命は髪で変わる』が話題のヘアライター&エディターの佐藤友美さん。加齢の象徴だと思っていた白髪がチャンスとは、いったいどういうこと?

「白髪が生えることは、ある意味チャンスなんですよ」(佐藤さん)
「白髪が生えることは、ある意味チャンスなんですよ」(佐藤さん)

白髪は若返るチャンス なぜ?

 「30代のプレARIA世代は仕事に家庭にと人一倍忙しく、自分のことは後回しとなりがちですよね。40~50代のARIA世代になって白髪が生えてくると、嫌でも自分の髪と向き合うようになる。定期的に美容院へ行く必要も出てくる。つまり白髪は、自分に美意識の矢印を向け、自分に手をかける時間を取り戻すきっかけになるのです」

 確かに、白髪が生えるまでは、日々の忙しさにかまけて気付いたら半年以上美容院に行っていない……なんて人も少なくなかったはず。だが、白髪が生えてくると、そうもいかない。

 しかも「白髪が生えてからキレイになった女性はたくさんいます」と佐藤さんは言う。

次ページからの内容
・白髪できれいになる人、ならない人
・ARIA世代にサロン染めを勧める理由
・コスパがいいサロン染めスケジュール
・髪の色、ハイライトとローライトの入れ方
・サロンで失敗しない美容師への伝え方
・毛束サンプルで色は決めてはいけない
・白髪ができるメリットは「チームづくり」