女性のライフステージを考えるとき、「子育て」や「母であること」が大きなイベントとして語られる一方で、子どものいない人生についてスポットが当たることはほとんどありませんでした。これまで表には見えてこなかった女性たちの気持ちに寄り添う活動をしている、大人ライフプロデューサーのくどうみやこさんの連載。最終回は、人生の後半戦を歩み始めた女性たちへ、くどうさんからの心強いメッセージをお届けします。

 「40歳を過ぎたら、自分の幸せだけでなく、人の幸せや社会のためにエネルギーを費やしたほうが、より満足度や充実度が上がると思います」。これは、私がよくお話することの一つです。

 私自身もそうだったのですが、若い頃ってどうしても自分が中心というか、自分が幸せなのが一番って思いますよね。それが年齢を重ねると、自分だけではなく、誰かの支援をしたいとか、人の役に立ちたいという思いが芽生えてくる。

これから良いことがたくさん起きる!と思うことが大切

 40代は、子どもがいないということがある程度確定してくるので、一つ立ち止まる時期でもあります。そこで、これから後半の人生どう充実させていくか? を広い視点で考えることが大きなポイントになってきます。私は大器晩成型で、人生の後半戦には良いことがたくさん起きるに違いない! と気持ちを新たに生きがいとか、社会貢献を見つけられるといいですよね。小さなことでもいいと思うんです。

 子どもがいない女性を応援する「マダネ プロジェクト」はボランティアで行っている活動ですが、集まりに参加してくれた人の顔つきが、来たときと帰るときでは明らかに変わります。「また来ます、気持ちが前向きになった!」と言ってもらえると、私も一緒に手伝ってくれる人も、それだけで救われた気持ちになります。「元気になってまた働きだしました」「正社員になりました」……そういう話を聞くと、社会貢献できているのかなとも思います。

 子どもがいない女性には、実は「特権」もあるんです。

「40歳を過ぎたら、自分の幸せだけでなく、人の幸せや社会のためにエネルギーを費やしたほうが、より満足度や充実度が上がると思います」