女性のライフステージを考えるとき、「子育て」や「母であること」が大きなイベントとして語られる一方で、子どものいない人生にスポットが当たることはほとんどありませんでした。この連載では、これまで表には見えてこなかった女性たちの気持ちに寄り添う活動をしている、大人ライフプロデューサーのくどうみやこさんにお話を聞いていきます。

「結婚、出産が当たり前」の価値観で育ってきたARIA世代

 初めまして。くどうみやこです。私は、子どもがいない女性を応援する「マダネ プロジェクト」を主宰しています。マダネ(madane) は、人生は「まだまだ」これから!というメッセージと、新しい女性像を意味する「ネオ(neo)」を組み合わせた造語です。

 ARIA世代の40代、50代の方は、小さいころから「女性は結婚して、子どもを産むのが普通」と思ってきたのではないでしょうか。私自身がまさにそうで、いずれそういうライフコースをたどるであろうことを疑いもしませんでした。でも実際は、全く違う展開になりました。

 連載の初回はマダネ プロジェクトを始めるきっかけとなった、私自身のことからお話ししたいと思います。

子どもがいない女性を応援する「マダネ プロジェクト」を主宰する、くどうみやこさん

寿退社を目指したはずが…仕事の面白さに目覚めた20代

 私が社会人になった頃は、まだ女性は結婚したら仕事を辞める人が大多数。私も「目指せ寿退社」という感じで就職しました。