ビジネスパーソンに欠かせない「エクセル」。誰もが使うソフトですが、操作方法は無手勝流という人が意外に多いようです。しかし、それでは仕事の時短は進められません。この連載では10分、20分かけている作業を、一瞬で終わらせる技を紹介します。今回は、なかなか思い通りにならないグラフを的確に作成する方法です。
エクセルでグラフを作る機会は多いでしょう。説得力のある資料には、分かりやすいグラフは不可欠です。しかし、エクセルのグラフ機能には「落とし穴」がたくさんあります。エクセルの困った「仕様」によって、思い通りのグラフを作れず、時間を浪費している人も多いでしょう。今回は、時間をかけずに思い通りのグラフを作る秘訣を見ていきます。
表の見出しを、そのままグラフのタイトルに
グラフを作成すると、単に「グラフタイトル」と表示されます。その都度自分でタイトルを入力していませんか。下図の例ではA1セルに「店舗別の売上」と表の見出しが入力されています。これを、そのままグラフタイトルにする方法があります。
まずグラフタイトル部分をクリックして選択し、数式バーに半角で「=」(イコール)を入力します。続けてA1セルをクリックして「Enter」キーを押せば、A1セルに入力された表の見出しである「店舗別の売上」が、そのままグラフタイトルになります。便利なのは、A1セルの内容を変更すると、自動的にグラフタイトルも変わる点。タイトルの文字をわざわざコピペするよりも、ずっと効率的です。