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昼スナックママに人生相談

昼スナックで相談後の3人 コロナ禍で考えた働く本質

(下)「昼スナ」卒業生集合/コロナ禍で「働くことの本質」を考えさせられた


週1日、昼間だけオープンする桃源郷のような「昼スナックひきだし」。真っ昼間から「意識高い系スナック」の紫乃ママの元に、かつての相談者3名様がご来店。今回のお題は「コロナでなにか変わった?」。在宅勤務中のGPS監視にZoom会議あるある。三者三様のコロナ禍の過ごし方をぶちまける特濃トークが始まります。寄ってて~。

(上)昼スナックで相談…開き直って強み発見!3人の逆転人生
(下)昼スナックで相談後の3人 コロナ禍で考えた働く本質 ←今回はココ

コロナ禍で思った「会社を辞めていてよかった」

紫乃ママ とにかく、この連載後、3人ともたくましく生き抜いててよかった。3人が出てくれたのは2019年。あの頃は、まさか新型コロナウイルス問題が起こるなんて思ってもみなかったじゃない? 加奈子さんはイベント関係のお仕事だからコロナ自粛で大変だったでしょう?

来店客1/高山加奈子さん(仮名、45歳、独身)
「昼スナックで悩み相談 自分の仕事に「タグ」を付けよう」に登場。
当時の相談内容/36歳で大手金融機関を退職。個人事業主として、事務サポート、中小企業の業務プランニング、イベントの企画・運営など複数の仕事をするも、胸を張れるスキルが見つからないと相談。紫乃ママからの「自分の仕事にタグを付けてみたら」というアドバイスを受け、イベントプランナーとして会社を設立した。

加奈子 決まっていたイベントがほぼキャンセルになりました。2020年4月は久しぶりにカレンダーが真っ白。そりゃ気持ちは落ち込みましたよ。何も予定がなくて、部屋の掃除ばっかりしていました。まあ、コロナ自粛のせいで仕事は減ったけれど、とりあえず生きてはいけるな、ということも分かりました。

2019年に「昼スナックママに人生相談」に登場した個性豊かな3人が集結。後半戦は、コロナ禍をどう過ごしたか、何を考えたかについて語ります
2019年に「昼スナックママに人生相談」に登場した個性豊かな3人が集結。後半戦は、コロナ禍をどう過ごしたか、何を考えたかについて語ります

紫乃ママ この状況になって「出来心で会社を辞めてなくてよかった」という人もいて、私もいろいろ考えさせられたわね。お金の面だけで言えば「会社員ならコロナ禍でも定期収入があるからいい」っていう人もいるけど、個人も会社も、働くことをどう考えているか、日ごろ思っていることが剥き出しになるわよね。

加奈子 私はむしろ会社を辞めといて良かったと思いました。だって感染が拡大している状況でも会社の命令だからって通勤し続けなくちゃいけないなんて、本当にあり得ない。会社員のときは3年ごとに転勤があって、自分の居場所さえコントロールできない環境でした。もしかしたら今、縁もゆかりもない場所にいたかもしれない。そう考えると、独立した今は自分で仕事の場所も働き方も選べますから。

由香 私は金融系の会社に勤めているのですが、働き方は決してフレキシブルではなかったですね。感染者数がピークのとき、会社側はハッキリと言わないまでも「できる限り出社しましょう」という感じでした。

来店客2/西内由香さん(仮名、47歳、既婚)
「キャリアも子どももなし…アラフィフ一般職の未来は?」に登場。
過去の相談内容/就職氷河期、毒親、離婚、派遣切りとあまたの経験を経て10歳年下の夫と結婚。その後も5年で1000万円かけた妊活に失敗。キャリアも子どももない一般職OL生活にむなしさを感じていた由香さん。紫乃ママは「経験の問屋」「時代と寝た女」と名(迷)キャッチフレーズを付けたところ、由香さんからはまさかの歓喜の声が……自分の強みに気づき、仕事以外の活動を始めた。

由香 私の会社は非常事態宣言のときには世論に忖度(そんたく)して、出社人数を8割ぐらいに減らしていましたけど、命の危険を感じるような状況でも基本マインドは「原則は出社」。家でもできる仕事なのに……。「行きたくない!」って心から思っていました。そう思っていたら体調も悪くなってきて、上司に「頭が痛いんです」と言ったら、急に上司のほうが慌てちゃって、「じゃあ、来なくていい。絶対に来ないで!」って。私は「行けます」って言ったんですけどね。これって仮病?(笑)

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