自分がやってきた仕事に3種類「タグ」を付ける

紫乃ママ 何度も言うけど、自分にタグを付けて人に見つけてもらうこと。そのタグは一つじゃなくてもいい。タグは3種類くらいあってもいい。どこでどうつながっていくか分からないから。大事なのは言い切ること。自信がない人に仕事の発注は来ないから。

加奈子 ……なるほど。あまり固く考えずに「プランナー」というタグを自分に付けて、まずは名刺を作ろうかな。

 実は私、会社員時代の最高年収900万円の源泉徴収票を捨てられずにいるんです。記念にって。古巣の人には「それを捨てて辞めるなんてもったいない」と散々言われました。でも、年収は人生の満足度にそれほど関わっていない事に気付きました。会社を辞めた選択を後悔したことはないんです。

紫乃ママ ふふふ。選択にはね「正しい選択」や「正しくない選択」なんてないの。「会社を辞めた選択」を自分で「正解」にしていくしかない。加奈子さんが選んだ道を、何年もかけて正解にしていけばいい。会社を辞めたことがゴールじゃないでしょう。「何屋さん」かだって、経験を積んでどんどん変わっていっていい。それが独立した醍醐味なんだから。結婚だって一緒よ、私の場合……あ、それは別の機会に。また飲みに来てよね。

取材・文/市川礼子 写真/洞澤佐智子