「来世持ち越し案件」を増やさないために

 そしてその計画の立て方。半年くらいかけてじっくり計画を立てたとしても、その間に世の中の状況が変わっちゃうことが多い。新型コロナで世界が一変したように。だから大事なのは、計画を立てるのに時間をかけ過ぎないこと。

 どれだけ頭で考えたって、やってみた結果だけが本当の結果でしょう? だからまずは行動してみること。小さくていいから一歩踏み出す。既にいろんな人が言ってる言葉だけど、改めて伝えたい。やらないと結果が出なくて、結果が出ないと次の結果につながらないから。たとえ思った結果が出なくても、それは一つネタが増えたと思えばいいんですよ。そして軌道修正すればいい。

『45歳からの「やりたくないこと」をやめる勇気』に登場するのは女性8人、男性2人。「自分も被害妄想倶楽部の会員だった…」など、意外にも男性からの反響が多くて驚いています!
『45歳からの「やりたくないこと」をやめる勇気』に登場するのは女性8人、男性2人。「自分も被害妄想倶楽部の会員だった…」など、意外にも男性からの反響が多くて驚いています!

 特にお利口さんな人には、自分の頭で整理したシミュレーションが正しいと思い込む人も多いけれど、世の中はもっと不可思議なのですよ。一つの行動が生む結果は私たちが考えている結果なんかよりずっと幅広い。私たち世代は、グズグズしていたら「来世に持ち越し案件」ばかりになる。実際に体力も気力も刻一刻と低下しているという事実認識をする。やりたいこと、やめたいことが見つかった人は、考える時間を減らして、動く時間を増やす。整えてから動くのではなく、歩きながら整える。これは私たち世代のモットーですよ。