「買った株の値動きを見るのが楽しい」

 アプリでは、自分が購入した複数の株のポートフォリオ(保有率)を確認したり、資産グラフや含み益の推移をグラフ化して、資産の増減を見たりできます。明細で、買付時と売却時の金額を確認することも可能です。

機能も単純で分かりやすい。「ポートフォリオ」画面では自分が購入した株の比率を見られる
機能も単純で分かりやすい。「ポートフォリオ」画面では自分が購入した株の比率を見られる
「履歴」画面では、月別の総資産(One Tap BUY上の現金と株資産)の増減や、含み益の推移などが見られる
「履歴」画面では、月別の総資産(One Tap BUY上の現金と株資産)の増減や、含み益の推移などが見られる

 実際に、One Tap BUYを2019年8月から利用しているARIA世代のAさん(54歳)に話を聞きました。

 Aさんは2019年の春先、株式投資に興味を持ち、SBI証券、ライブスター証券と並行して利用しているそうです。One Tap BUYを選んだ理由は「高額で手が出しにくい、大手企業の株を持ちたかったから」。

 そんなAさんが買った銘柄はオリエンタルランド、1万円分。数カ月たった今、含み損益は残念ながら「-492円」ですが、「身近な企業を応援する」感覚で購入して「日々の値動きを見るだけでも楽しい」とのこと。

4カ月前から使い始めたAさん(54歳)。オリエンタルランドの株を購入してみたが、残念ながら株価は下落している
4カ月前から使い始めたAさん(54歳)。オリエンタルランドの株を購入してみたが、残念ながら株価は下落している

 株式投資なので、もちろん元本割れのリスクはあります。とはいえ、有名企業の株が少額で手に入るハードルの低さは魅力。株を気軽に始めるには好適なサービスといえます。

取材・文/内田久貴(日経ARIA編集部) イメージ写真/PIXTA