プライベート利用のイメージが強いスマートフォンですが、ビジネス用に貸与している企業も増えましたね。通話やメールだけでなく、スマホのカメラをメモツールとして活用している人も少なくないでしょう。連載最終回では、失いたくない画像をしっかりバックアップする3つの方法をご紹介します。

 スマホのカメラ、便利ですよね。かつては手帳やパソコンに必死にメモしていた内容も、手元のスマホで撮影すれば一瞬で記録できます。ブレストした用紙、会議のホワイトボード、イベント設営の現場など、写真で保存しておくと便利なことはたくさんあります。

 画像で保存すると人にシェアすることも簡単。文字で伝えるよりも多くの情報を伝えられるメリットがあります。問題は、この貴重な情報がスマホの故障や紛失で消えてしまうこと。そこで、スマホの写真をバックアップする方法を説明します。

常に最新の状態をクラウドに同時保存

 写真のバックアップで最も手軽で確実な方法が、クラウドサービスへバックアップすることです。設定さえしておけば、ネット経由で常に最新の状態がバックアップされるからです。

 iPhoneの場合は、Appleが提供しているクラウドサービス「iCloud」があります。これは連絡先や設定もまるごとバックアップできる便利な機能なのですが、無料で利用できるデータ容量が5GBと少ないことがネックです。とても写真のバックアップまでまかなえません。

 有料プランを利用すれば金額に応じて容量が追加されますが、有料サービスは気が進まないという方、もしくはスマホがAndroidの場合は、「Googleフォト」を使いましょう。Googleフォトなら、Googleアカウントがあれば無料で無制限の容量を利用できます。ただし、そのためにはある設定が必要です。設定をしない場合は、Googleフォト、Gmail、Googleドライブの3つを合わせて15GBまでの制限となります。