「今のピョロ美と同じ色の子で、私の顔をじーっと見るんです。その姿がかわいくて。家に帰って夫に話し、次の日に迎えに行きました」
子どもの頃にセキセイインコやカナリアと暮らしたことがあった大村さん。楽しかった思い出はあるものの、当時の鳥たちのお世話は母親任せでした。手探りで始まった久しぶりの鳥との暮らしでしたが、ピョロと呼んでいたその子は足を骨折したことをきっかけに、わずか3週間で天国へ。「十分にご飯を食べられているかも気付いてあげられなくて。かわいそうなことをしてしまったとショックでした」
「この子はピョロ美の生まれ変わりかも」
「今度こそちゃんと育てよう」と夫と話し、似たような姿の子がいたらお迎えしたいと同じペットショップにお願いしておいてやってきたのが初代ピョロ美ちゃん。今度は鳥の専門病院をかかりつけにし、医師から飼育の指導を受け、定期的に健康診断にも行くなど大切に育てました。
その子が8歳で亡くなった後、しばらくして同じペットショップで現在のピョロ美ちゃんに出会います。「生まれた時期を聞いたら、先代ピョロ美が亡くなった頃だったんですね。それで生まれ変わりみたいな気持ちになって、迎えることにしたんです」