今は新たに「ノーズワーク(犬の優れた嗅覚を最大限に生かすトレーニング)」と「トレーリング(人探しなどの訓練)」も勉強しているという安達さん。「私の活動の根底にあるのは、それぞれの犬にあった活動がしたいということ。教えるスキルを磨いて、『こんなこともやると楽しいし、関係性も良くなりますよ』といろんな提案ができるようになりたいです。いつかは、さまざまな犬が一緒に過ごしながら社会性を身に付ける『犬の幼稚園』も開きたいと思っています。
宇太がやってきて10年。それまで知らなかった新しい世界がどんどん広がって、とても楽しいです」
取材・文/谷口絵美(日経ARIA編集部) 写真/鈴木愛子