仕事、お金、暮らし、老後…ARIA世代が抱えるさまざまな悩み。親世代とは社会も暮らしも大きく変わっている今、もはやロールモデルは存在しません。これからどう未来を描けばいいのか。40代、50代の働く女性の悩みをARIAちゃんがお預かりして、経済評論家・勝間和代さんと一緒に考えていきます。6回目は「物が捨てられない」というお悩みです。

今月のお便り:運輸業勤務(43歳・既婚、子ども1人)
物がなかなか捨てられません。現在の住まいに越して13年。当初はスッキリしていたのに、どんどん物がたまって物を探すのに時間がかかるようになりました。コロナ禍で洋服を整理したのですが、手間暇をかけたわりに大して片付かず……。 勝間さんのようにスッキリ暮らすにはどうすればいいですか?

私もかつては汚部屋の住人でした

ARIAちゃん(以下、ARIA) 今回は、片付けに関するお便りが届いています。勝間さんは『勝間式 超ロジカル家事』(アチーブメント出版)という著書で、手間暇かけない掃除や片付けの仕方を提唱していますよね。YouTube動画で拝見するご自宅はいつもきれいで、ホテルかモデルルームのよう。憧れます。

勝間和代さん(以下、勝間) 憧れていただいて恐縮ですが、かつて私は“汚部屋”の住人だったんですよ! 仕事が忙しくなった30代半ばから部屋が散らかり出して、テーブルも床も物であふれ返ったぐちゃぐちゃな家に40代後半まで暮らしていました。これじゃいかん! と思ってルンバを買ったものの、ルンバが走る道がなかったという(苦笑)。家事代行サービスの方に来てもらっても、彼らは家主の断りなしに物を捨てられないので物は減らず……。強制的に荷物整理をするために引っ越しをし、そこもまた物であふれ返ったらまた引っ越す、ということを繰り返していました。

ARIA なんとー! 今のスッキリとした暮らしぶりからは全く想像つきません! 片付けようと思ったきっかけは、何かあったんですか?