東京豊洲にある「IHIステージアラウンド東京」にて、現在絶賛上演中のブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」。今回、「日経doors」「日経DUAL」「日経ARIA」の有料会員方々を集めた、舞台の鑑賞とバックステージツアーの模様をお届けします。
世界初! ブロードウェイ・ミュージカルが360°シアターで上演
現在、東京豊洲にある「IHIステージアラウンド東京」にて絶賛上演中のブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」。
1957年のブロードウェイでの初演以来、60年以上にわたり世界中で上演されてきたこの作品は、スティーヴン・スピルバーグ監督が映画のリメイク版を手掛けることでも話題となり、今世界で最も注目されている。
今回の来日公演は、今まで上演されてきた公演とは全く違う驚愕(きょうがく)の演出だと話題を呼んでいる。その理由は、会場となる体験型の劇場「IHIステージアラウンド東京」が作り出す驚きの演出だ。
360°回転する客席を、巨大な可動式スクリーンとステージが取り囲む特殊な劇場は、アジアではここ東京だけ。物語の展開に合わせて客席がゆっくり回転することで、舞台セットの転換を待つことなく物語が進行していく。この装置に加え、映像や、照明、音響のすべてが融合することで、他では味わえない「没入感」を体験することができるのだ。
シェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」に着想を得た「ウエスト・サイド・ストーリー」の舞台は、1950年代後半のニューヨーク、マンハッタンのウエストサイド。セントラルパークを挟みイーストサイドが高級住宅街、ウエストサイドには多くの移民が住んでいた時代を背景に描かれた悲恋の物語だ。
1961年に公開された映画がよく知られるが、見たことがなくても劇中で歌われる「Tonight(トゥナイト)」といった名曲の数々は、「聞いたことがある!」という人も多いのではないだろうか。
今回、「日経doors」「日経DUAL」「日経ARIA」では、有料会員の方々と共に舞台の鑑賞とバックステージツアーを行った。バックステージは、普段のぞくことのできない貴重な場所。次のページでは、気になるその模様をお届けする。