プロフェッショナルとして長年実績を重ね、働く女性のロールモデルとなるようなリーダーや卓越したスペシャリストの女性を表彰する「Women of Excellence Awards」。第6回となる今回は、バレリーナの吉田都さんがビジネス部門、女優の水野美紀さんがスペシャリスト部門を受賞した。コロナ禍ゆえに華やかな式典は中止したが、このような時だからこそ、日本中の女性にエールを送りたいと、今回のアワード授与が決定した。

ビジネス部門を受賞したバレリーナの吉田都さん(左)と、スペシャリスト部門を受賞した女優の水野美紀さん(右)
ビジネス部門を受賞したバレリーナの吉田都さん(左)と、スペシャリスト部門を受賞した女優の水野美紀さん(右)

活躍著しいロールモデルを選出し女性にエール

 働く女性のロールモデルとなりうる女性を表彰する「Woman of Excellence Awards」は2015年に創設されて以来、回を重ねるごとに注目度が高まっており、今回で6回目を迎えた。企業や組織に属して活躍する女性を表彰する「ビジネス部門」と、専門職やフリーで活躍する女性を選出する「スペシャリスト部門」の2つがあり、どちらも多くの女性が目標にしたいと憧れる女性が選出される。選考のポイントは「あくなき探求、挑戦を続ける仕事ぶり」「長年の功績や至高の技芸」「新たな道を拓いた先進性や後進育成への尽力」「知性と研鑽により内から輝く魅力」の4点だ。

 豊かな経験と知性、研鑽により気品や華やぎ、内側からの輝きを感じさせる女性。後進のために新たな道を切り開くなど次世代に刺激や元気を与えるような女性。――こうした多面的な魅力と人間的な魅力を兼ね備えた女性を表彰することで、働く女性たちに勇気を与え、日本を元気にするのも狙いだ。

 日経BP執行役員、経済メディア本部副本部長の高柳正盛は主催者を代表して以下のようにコメントを寄せる

 「今、女性を取り巻く環境は激変している。ESGやSDGsが企業経営のキーワードとなり、女性リーダーの登場がこれまで以上に強く望まれている。さらにコロナ禍で働き方や仕事の取り組み方に対する変革も迫られている。多様化し変化する社会の中で自分らしく生きるために、女性は自らの新たな価値観を持って判断し、行動しなければならない。今後も活躍する女性に注目し、ニューノーマルな時代に働く女性が輝くためのヒントを提示していきたい」。

 また、協賛のセイコーウオッチ代表取締役社長兼COO兼CMOの高橋修司氏は、本アワードへの思いを次のように語る。

 「これまでの価値観や生活様式が一変すると言われるウィズコロナ時代に、どのように柔軟に対応していくのかは、私たちに課せられた大きな課題。グランドセイコーは誕生して以来、常に新しいことに挑戦し、人々のニーズに寄り添って2020年に60年の節目を迎えた。女性の柔軟な考えや斬新な発想が新しい価値観やライフスタイルを生み出すであろう新時代に、女性の更なる活躍を応援していきたい」。