働く女性を応援する月刊誌『日経WOMAN』と日経ウーマノミクス・プロジェクトは、「企業の女性活用度調査2019」を共同で実施して上位100社を発表。2019年5月17日、東京ミッドタウンで上位企業の表彰式を行った。

「女性が活躍する会社 BEST100 2019 表彰式」。東京ミッドタウンに、女性が活躍する会社を率いるトップらが一堂に会した

 表彰式では最初に来賓の昭和女子大学理事長・総長の坂東眞理子氏が登壇した。坂東氏は「日本では2015年に女性活躍推進法が成立し、2018年に政治分野における男女共同参画の推進に関する法律ができ、さらに今、働き方改革も行われようとしている。しかし法律や制度が整いつつあるにも関わらず、世界経済フォーラムでのジェンダー・ギャップ指数では149カ国中110位と低迷している。“2020年までに日本のあらゆる分野で指導的地位を占める女性の割合を30%にする”という目標を掲げたが、管理職に占める女性の割合は約13%にとどまっているのが現実。“利益を出すために人件費の安いパート女性を活用しよう”という選択をしたことが日本のイノベーションの創出を妨げた。働き方改革で短くなった労働時間の中で、時間生産性をいかに高めていくか――今こそ女性の新しい発想が求められている。受賞した企業はそうした分野で一歩も二歩も進んでいて、イノベーションを巻き起こしていくと期待している」と、参列した企業や参加者に元気に呼びかけた。

昭和女子大学理事長・総長の坂東眞理子氏

「管理職登用度」1位は日本アイ・ビー・エム

 「管理職登用度」で1位に輝いたのは日本アイ・ビー・エム。2013年から、将来を期待される女性社員の育成・昇進を支援する 「スポンサーシッププログラム」を実施し、役員級の女性比率は 16 %まで上昇。過去最高の 41 人が役員級に就いている。常務執行役員人事担当のクリスチャン・バリオス氏は「日本アイ・ビー・エムでは女性技術者の育成など、今の時代だけでなく次世代に向けたインパクトのある取り組みや、成果の出る取り組みにこだわってきた。これからは社外に向けてもジェンダーイコーリティーを働きかけ、日本をダイバーシティの高い社会にしていきたい」と話した。

日本アイ・ビー・エム 常務執行役員 人事担当 クリスチャン・バリオス氏