的確な状況判断のためには“見る”ことが欠かせない。

 膨大な時間をかけて、緻密にひとつの作品をつくり上げる河瀨監督。しかも、そのペースはほぼ年に1本という驚異的な早さ。モニターを見つめる時間が長くなればなるほど、目の疲れを実感することが多いのだとか。

 「私は小さいころから視力が悪く、バスケットボールをやっていたこともあり、中学校に上がる時点ですでにコンタクトレンズを装用していました。当時はまだ“ドライアイ”なんて言葉はありませんでしたが、目の乾きや疲れは常に悩みの種でした。さらに最近では老眼も加わってしまい……」と話しつつ、こんなエピソードを披露してくれた。

 「『朝が来る』の撮影時に、俳優や少し離れたところにいるスタッフの表情をしっかり確認するためにコンタクトレンズの度数を上げたところ、今度は近くにあるモニターが見えなくなって。いちいち眼鏡をかけている暇もないため、本当に手間取ってしまいました。見えるということは、“認識できる”ということ。先ほどからお話ししているように、“先をイメージして、予測を立てること”でもあるんです。一瞬が勝負となる現場で周囲が見えないと、次の指示を出すこともできませんから」

 早くからコンタクトレンズを装用していたこともあり、目の疲れを感じることも多く、目薬は昔から手ばなせないという。

 「現場ではモニターを凝視、移動中の薄暗い車の中ではSNSをチェック……と、目を休ませるタイミングがなかなかありません。少し時間があればアイマスクをのせたりもしますが、本格的に休めるのは自宅に帰ってコンタクトレンズを外し、眼鏡にかえてようやく、という感じ。そのときに目薬をさすのは日課のようなものです」

 そんな河瀨監督に今回「Vロートプレミアム」を試してもらったところ、「スーッとして気持ちがいいですね」と、その使い心地に満足な様子(注)

「目のケアは欠かせません」と話す河瀬さん
「目のケアは欠かせません」と話す河瀬さん

 「私は奈良県出身で、今でも奈良に住み続けているんですが、『Vロートプレミアム』を作られたロート製薬の創業者の方も奈良出身。同県初となる盲学校の設立を支援されたなど、奈良と深いかかわりがあると知って驚きました。また、“ロート製薬=目薬の会社”という印象が強かったのですが、化粧品や食、再生医療まで、さまざまなチャレンジと事業展開を行っていることを知り、とても印象的でした。人間が“生きる”というのは、食べることであり、病気に挑むことです。私自身がかなりの健康オタクなので(笑)、製薬会社としてそれらの分野へと裾野を広げていくのは、人間の“生きる”に寄り添うための、すごく真っ当なかたちなのでは、と思います」

 河瀨監督は最後に「作品づくりでもうひとつ大切にしていることがあって」と締めくくってくれた。

 「私の映画を観た人たちに、“光”を感じてほしいと思っています。たとえ暗闇に見えたとしても、そこには一筋の光が存在しているんだ、と。人々の心に光をもたらすこと――。アートや芸術の役割は、いつの時代もそうあるべきだと思っています」

注:ソフトコンタクトレンズを装用時には使用できません。
3種の抗炎症成分で、疲れ目にトータルアプローチ

ここ数年で目を取り巻く環境は大きく変化。多くの人が“デジタル漬け”となり、目は酷使される一方だ。デジタルツールを片時も離すことができないがゆえに、疲労は回復する間がなく、“蓄積された目の疲れ”が起こるのは当然。毎日の生活や仕事のパフォーマンスの低下にもつながることもあるから、目の疲れを感じたらケアを始めよう。「Vロートプレミアム」は、疲れ目の3つの原因となる「筋肉」「涙」「炎症」へ12の有効成分とともにアプローチ。ブルーライトや紫外線などの光ダメージから起こる炎症には、3種の抗炎症成分で対抗する。また、気持ちがよく、すっきりとしたさし心地も追求している。
第2類医薬品。Vロートプレミアム 15ml 1500円/ロート製薬
第2類医薬品。Vロートプレミアム 15ml 1500円/ロート製薬

編集/猪狩幸子 取材・文/前田美保 写真/下屋敷和文 スタイリスト/KOSEI MATSUDA(SIGNO) ヘアメイク/木津陽子