『太平洋ひとりぼっち』(堀江謙一著/舵社)。昭和37年5月12日に兵庫県西宮の岸壁から全長6メートル足らずのヨットで出港し、94日後にサンフランシスコに到着。世界発の単独太平洋横断に成功した堀江青年の「マーメイド号」との太平洋横断航海記。ヨットでの海外渡航に対してパスポート発行を認めなかった日本政府の鎖国に終止符を打った挑戦の記録でもある。「わたりたいから、わたった」ただそれだけの切実な、本気の思いは、大江さんがそれまでのキャリアをすべて捨てて渡米した思いと重なる
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